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『おんな城主 直虎』脚本の森下佳子「最終回のために今までの回があったと言ってもいい」

大河ドラマ「おんな城主 直虎」特別インタビュー

 ドラマは菅田将暉演じる井伊直政(万千代)が立身出世していく模様が濃く描かれ、農婦として万千代を見守る直虎がどう関わるのかが終盤の焦点となっている。

ーー直虎と万千代の関係性はどうなるのでしょうか?

「井伊家を再興していくのは直政。そのお家を再興する意味があるのか、大義というか背骨みたいなものを支えていくのが直虎の役目です。最終的には(二人の関係は)川の流れのようなイメージ。もともと同じ川が分かれて、大きな川となってまたひとつになる。最後は海に流れ込んでいくみたい感じで伝わればいいなと思います」

ーー苦労が多かったでしょうが、50話書いて一番楽しかったのは?

「最終回! だからホント見て欲しいです(笑)。変な表現なのですが、パーッと終わっていく最終回です。この光のあたる瞬間のために今までがあったみたいな感覚が弾けて私も不思議な感じで書きました。筆が走るというか、走らされるというか。また機会があればやるかですか? 今はその気はないです。とりあえず一度ケータイとかある現代に戻りたい(笑)」

戦乱のない世の中を望んだ直虎 (柴咲コウ)。「女城主」の志は確 実に次の世代へと受け継がれ、太平の世が生まれることとなる。

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